【2週間使用】CIO SPOT PLUG +Cを先行レビュー!一般発売前に使ってわかった良いところとダメだったところ【NovaWave SPOT PLUG +C】

こんにちは、ガジェット系ブロガーのつなです。

今回は、クラウドファンディングで話題になったCIO NovaWave SPOT PLUG +Cを実際に2週間使用して気付いた点をレビューしていきます。何度も試作を繰り返しテストを重ねられて作られたこの製品ですが、実際に使ってみてワイヤレス充電器というジャンルの限界も実感しました。気がついた点をレビューしていきます。今後一般発売された際の参考になれば幸いです。

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目次

良かったところ

ストレスフリーのケーブルレス

スマホの充電器って絶対にケーブルがつきものですよね。有線で充電する場合はもちろん、たとえワイヤレス充電器を使用するとしてもコンセントに充電器を差し込んだうえでそこからケーブルが伸びてワイヤレス部分になっているかと思います。

この商品はそんな常識を覆す、コンセント直刺しで壁での充電が可能です。

コンセント部分とワイヤレス部分が一体化されているこのSPOT PLUG +Cはコンセントに本体を差し込むとそれだけで充電環境が完成されます。あとはスマホを充電器本体にくっつけるだけ。この充電スタイルはこのNovaWave SPOT PLUG +Cでしか体験できません。

ケーブルを引っ張ってスマホの差口を差して、寝る前の暗いところで充電する場合は差込口を探して、といった作業が一切不要です。充電器があるだろうという場所にスマホを近づけてちょっと調整するだけでマグネットにてバチッとくっつき充電が開始されます。

この感覚を一度味わうと有線で充電することが面倒に感じてしまうほどです。他の製品に戻れない気すら感じてしまいます。

充電の定位置が確定

スマホを充電しようとした際に、充電器どこいった?あれ、ケーブルは何処へ、、、?なんてことがなくなります。壁のコンセントに直刺し、ケーブルレスということでコンセントの場所が充電場所になります。充電をするコンセントを決めていればその場所にスマホを持って行くだけ。

寝るときに充電するときなど、充電器を探す作業が必要ないことや充電する場所が確定することでスマホの住む場所が出来上がります。

通常であればケーブルを接続したあとに枕元にぽん、床や机にぽん、とおいておくことになります。しかしこの製品を使えば起きたあとでスマホどこいった?と探すこともなく間違いなくコンセントの場所にあります。

もし急な着信などがあってもスマホを取る際はマグネットがちょうどよい磁力になっているためうまく取れば充電器ごと取れるなんてこともありません。

スマホを浮かせて充電ができる

壁で直接充電ができることで見た目がスッキリし、部屋の印象が劇的に変化します。充電し終わったあとのケーブルが床にダランとなっていることもなく、充電器がコンセントにあるだけ。

もうルンバがケーブルを吸い込んでいた。起きたらスマホが体の下に。歩いたらスマホを踏んでしまった。なんてことは起こりません。

iPhoneであれば横向きにしてあげればスタンバイモードを使用することができるので、壁が時計とカレンダーにもなっちゃいます。

他のコンセントにできるだけ干渉しない設計

充電器側のコンセントが若干上よりに設計されているため、この製品を壁に刺したとしても他のコンセントを使用できるようになっています。

3連のコンセントや電源タップを使用する場合、コンセント側の設計によってはどうしても干渉してしまうことがあります。

他の差し込む側の形状であったりタップ側の形状や向きによっては、幅広のこの商品が邪魔になってしまうこともありますがタップの端っこを使うなどの使い方をすれば問題ないと思います。

PC充電も可能な有線の充電器として利用できる

充電器を壁に差してそのまま充電できるのがこの製品の特徴ですが、他のUSB充電器を併用することで

充電する環境に合わせて、その人それぞれの使用方法が確立できます。ワイヤレスでの充電以外に充電器にはType-Cポートを搭載しているので有線で充電する際はPPSに対応していれば最大33Wでの充電が可能。

通常のUSB PDであれば30Wでの出力も可能なのでモバイルノートPC等でしたら充電が可能です。もう少し出力が必要なPCだったとしても追い充電をしながらの使用が可能なので外で使用する場合でもこれ一台でなんとかなるパターンが多いかと思います。

ノートPC側でも30W充電器としてしっかり認識されています。標準で45W充電器を使用しているThinkPad X1 Carbonでは電力不足の表示もありませんでした。

2端末同時に充電が可能

この製品はワイヤレスと有線で2端末同時充電が可能です。ワイヤレス側はもちろんワイヤレスに対応する端末でしか充電できませんが充電する端末なんて殆どがスマホかと思うのでスマホ+スマートウォッチ・スマホ+タブレット・スマホ・カメラなどの組み合わせで充電することも可能です。

旅行に行った先などでもこの製品とケーブルを持っていくだけである程度なんとかできるかと思います。

スタンドとして使用できる

充電器本体がスマホより少しだけ小さく設計されているため若干の角度をつけて使用することが可能です。

これによりYouTubeをみながらの充電であったり、iPhoneのスタンバイモードを使用すれば時計とカレンダーを見ながらの充電も可能です。

物理的に充電しながら使用できない

これは人によって感想が変わると思いますが、あえて良い方と捉えます。

もちろんこの製品の特徴であるType-Cのポートにケーブルを差し込む、もしくは別の充電器からケーブルを引っ張ってきてこの製品を有線のワイヤレス充電器として使用をすると有線同様の使用も可能です。

物理的にスマホとの距離を置くことでスマホが気になって寝られない、寝ながら使用してしまう、ゴロゴロしながら使ってしまって睡眠時間が削られる。ということがかなり減ったと実感しています。

コンセントの定位置にスマホを設置してしまえばもう寝ようかなというモードに入るのでスマホとの距離を置くことができます。

寝る前にショート動画を見まくって気がついたら3時間経ってしまっていたなどがなくなり、睡眠不足の改善にも役立つかもしれません。

Qi2に対応している安心感

最新のワイヤレス充電の規格、Qi2に対応しています。Qi2対応を謳うにはQi2の協会側に認証を得られていないと対応と表示することはできません。つまり厳し目なQi2規格を通っているということなので充電器本体の安全性や発熱、相性などある程度の保証があります。

これにより今後続々と出てくる予定の対応機種にも対応することができ、長い目で見てもずっと使える充電器ということになります。

もちろんQi2対応機種以外のイヤホンなども充電することができます。

熱くなりにくい

上記の通りQi2の規格に準拠していることと、何度も再設計とソフトウェア調整を行った製品だけあって充電器本体は熱くなりにくくなっています。

この製品は充電真っ只中のピーク時でも、充電器本体はほんのり熱いくらいでした。これがどこの製品かわからないような安価なワイヤレス充電器の場合、さわれないくらい熱くなったりすることもあります。

熱くなるということは充電ロスも大きく、スマホ本体側の負担も大きいため寿命を縮める原因にもなったり最悪は火災などの危険性も出てきます。

その点でも今製品は安心して使用することができます。

プラグがたためる

やはり持ち運んで使うとなるとプラグが充電器から飛び出していると一緒に入れているものが傷ついたりそもそも邪魔だったり嫌ですよね。

この充電器は畳んで持ち運べるのでカバンにぽいっと投げ入れても特に心配いりません。プラグが邪魔になることもないです。

ダメだったところ

充電が止まっていることがある

1度だけですが、寝る前に充電をして朝起きると73%で充電が止まっていたことがありました。特にスマホ本体がその時熱くなっていたなんてことはなかったのですが充電中に発熱があった可能性があります。

その時はGalaxy S24をワイヤレス充電していたのですが、MagSafe対応のケースを使用していましたがQi2の対応機種でないこととケースが厚めなので予想以上の発熱があった可能性があります。

iPhoneSEでも80%で充電が止まっていたことがありました。

どうやら充電器側が少しあったかい状態でワイヤレス充電をスタートすると止まってしまう様子。

このあたりは想定を超えた使用だった可能性もあり、室温などの充電環境も影響してくると考えられますのでなんとも言えないところではあります。

朝起きて充電されていない、というのは結構困ることではありますが発熱し過ぎで危険な状況に陥るよりは良いので設計としては安全な製品と言えるかと思います。

とはいえ各機種の互換性と何度もテストを繰り返して生産されたこの製品ですらこのようなことになることもあるということでワイヤレス充電器の限界という部分を感じてしまいました。

一応対応機種としてはQi2対応もしくはiPhone12以降ということでMagSafeに対応している機種となっているので動作保証的にはAndroidの殆どの機種で非対応ということになってしまいます。

寸断が発生する

CIOの製品で特徴なのが充電の寸断が発生しない製品が多いというところです。通常の複数ポートを搭載したUSB充電器であれば機器の抜き差しなどで出力の再調整などが発生することで、すでに充電中のデバイス側で一瞬の電力供給寸断が発生します。

CIOのNovaSafety2.0搭載充電器であれば通常どの製品でも発生する寸断が発生しないため電気を流しっぱなしにしとかないと都合が悪い機器、例えばモニターや照明系などバッテリーを搭載していないデバイスなどでも途切れることがありません。

しかしこのSPOT PLUG +CにはNovaSafety2.0が搭載されていないため電力の寸断が発生してしまいます。デバイスのケーブルを抜き差し、もしくはワイヤレス充電を開始・終了した際に別の接続済みデバイスでは一旦充電が途切れてまた再開されます。

製品の特徴的には寸断があっても問題ないような使い方しかしない事が多いかと思うのでほぼ問題ないかとは思います。

充電が遅い

これはこの製品がというよりはワイヤレス充電器全般に言えることですが、有線よりは遅くなってしまいます。ワイヤレスでは一応15Wまで対応していますが、充電が切れかけで家に帰ってきた際にある程度早く充電したいというときなどではやっぱり横のポートから線を生やして充電してしまうことが多かったです。

発熱をコントロールしながらということもあるので仕方ないですがこのあたりはワイヤレス充電器全般の限界かと思います。

世の中には50W対応などのものも存在しますがそれはそれでちょっと怖いという思いもあります。

まとめ

以上が2週間徹底的に通常使用をしてみた結果の感想でした。

ダメだったところは正直まあそれくらい大丈夫かと思えるくらいのレベルで、ケーブル無しで利用ができるメリットのほうがとても大きいです。

出かけた先で充電器だけ持ってきててケーブルを忘れたということは結構誰にでもあるのではないでしょうか?

NovaWave SPOT PLUG +Cではそのようなトラブルも起こらず出かけた先でも、家の中でも快適な充電環境の構築と新しいスマホとの付き合い方が見えてきます。

まさにCIOの目標としているような部分、先進のテクノロジーを搭載して新たな価値を生み出す、そんな素敵な製品でした。

自分は通常販売が開始されたらもう一つ購入しようと思っています。

通常開始後に購入される方の参考になれば幸いです。

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