Androidを使用中の皆様、朗報です。しっかりと使えるAndroid版のAirTagっぽいものが登場しました。今までiPhone使いの方をいいなーと指を咥えて見ているだけの日々はもう終了です。MiLiというメーカーがやってくれました。

Appleではもはや忘れ物防止タグの代名詞となりつつあるAirTagが有名ですがこれまでAndroidではそのような商品が販売されていませんでした。そのようなプラットフォームがなかったというのが要因ですが、Androidでも同様のサービスが開始されておりGoogleのFindHub(検索ハブ)、以前の名前では「デバイスを探す」といった名前で利用ができるようになっています。

今まではAndroidのFindHubでは手持ちのデバイスの検索だけはできていたのですが、このサービスに対応した忘れ物防止タグが発売されていませんでした。これはAppleと違ってGoogleから忘れ物防止タグの発売がされていないということが大きいかと思います。
各スマホメーカーからはメーカー公式の忘れ物防止タグが発売されていてSAMSUNGであればGalaxySmartTag、MotoloraからはMototagという商品が発売されています。ただし価格はそれなりです
Galaxy SmartTag2

Moto Tag

大体AirTagに近しいような値段帯ですね。ちなみにMotoTagは技適を通っていないので日本国内では使用できません。
このあたりの値段を確認したあとで今回のMiTagは

これはセール時ですが4つで3970円。価格破壊です。セール前でも4つで5999円。1つあたり1500円といったところです。類似商品とかなり差がありますが果たして使える商品だったのかというところを見ていきたいと思います。
パッケージ開封
パッケージから確認

4つ入りを購入しました。Works with Androidのロゴがしっかりと入っています。

こちら裏面です。しっかりと技適を通っていますので日本でも安心して使用することができます。
内容物確認

開封して中身を確認していきます。
説明書とサポートの説明書、あとは本体4つとキーホルダー用のリングが4つはいっています。
シンプルな構成で特にピックアップするところはありません。
AirTagと比較
本製品と本家AirTagを比べてみました。

AirTagよりも一回り大きいです。
横からも比べてみましょう

厚みも少しだけ厚いです。全体的に一回り大きい印象。若干MiTagのほうが軽いかもしれません。
実際の使用感
本体の真中部分がスイッチとなっており、長押しすると電源が入ります。
検索ハブのアプリを起動させて本体の電源をいれると

画像のようなポップアップが出現します。AirTagと同じような感じです。
画面の表示通り接続をタップするとペアリングができます。

ペアリングが完了すると位置が地図上に表示されます。
機能としては基本これだけです。
あとはMiTagの信号を近くのAndroidデバイスが拾えば位置が更新されていきます。

登録名もアイコンも変えられるのでこのあたりはまんまAirTagと特に変わりないといった感じです。
精度について
デバイスから離れた場合の位置情報
気になるのが位置情報の精度と位置情報の更新間隔かと思います。
実際に使ってみましたが正直なところ、AirTagのほうが精度と更新間隔は短いのかなと感じています。
仕組み的に位置情報を取得するにはどちらもそのエリアに対応できるiPhoneユーザーかAndroidユーザーがいたり通りかかったりする必要がありますが、位置の精度と更新間隔どちらもAirtagのほうが良いように感じました。
AirTagであればほぼバチッと特定の位置を示してくれることのほうが多いのですが、MiTagの方はだいたいこの辺といった感じでちょっとアパ宇土に表示されていることのほうが多かったです。

位置情報を詳しく見せられませんがこの表示結構アバウトです。
とはいえしっかり測位できているときはほぼその場所を示していたので使えるレベルではあるかと思います。
更新頻度がAirTagのほうが頻繁だったように感じますがその場所ではたまたまAndroidユーザーが少ないだけだったという可能性もあります。
デバイスから近い場合の位置情報
MiTagとデバイスが近い場合は大体の距離が表示されます。

この画面はMiTagのものではないですが近くなるにつれて真ん中の円が大きくなっていきます。
UWBには対応していないのでAirTagのように方向など、そういったものは表示されません。この機能だけでも大体の場所はつかめるかと思います。これくらいの距離になれば音を鳴らすことができるので聞こえる範囲になっていると思います。
安い理由
MiTagに関しては類似商品に対してUWB(Ultra Wide Band)に対応していないということが大きなところかと思います。
距離が近くなったときに方向や距離などかなり正確な位置が表示できるiPhoneに比べて大体の距離しか表示ができません。
この機能が必要になるパターンは結構限定的かとも思いますので値段相応と考えますが、もし必要な方は他の製品を用意する必要があります。
ただAndroidの場合はデバイス側でUWBに対応している機種がかなり限定的という現実もあります。
GalaxyシリーズであればUltraのシリーズしかUWBは搭載されていませんのでそれ以外の機種を使用している場合は対応のタグを用意したとしても使用できません。
まとめ
AndroidではiPhoneのように使える紛失防止タグがありませんでしたが価格も手頃な商品が出てきてくれました。
新し目の機種ではメーカー問わず使用ができるので、いままでAirTagいいなーと思っていた方や鍵やものなどをよく無くす方にはおすすめできる商品だと思います。
セールのときだとかなりお得に購入できるのでぜひ買ってみてください。